内部要因分析

国内商品先物市場の内部要因分析

国内商品先物市場では日々銘柄ごとに「売買明細」が公表されます。その売買明細を用いた内部要因分析の一例をご紹介させていただきます。

売買明細推移表 -東京工業品取引所 ガソリン

売買明細と出来高 − 取組高日計表

売買明細と出来高 − 取組高推移表

売買明細の見方

日本の商品先物市場では、個人投資家の取引が大多数を占めているため、自己玉の売りが増加すると個人投資家の増加を、自己玉の買いの増加は個人投資家の売りの増加を示す傾向があると言えます。買い店数とは売り越しになっている店(その店の片建玉が売り)と買い越しになっている店(片建玉が買い)の店の数を示しています。出来高や取組高が増加するとその銘柄に対する人気が高まっていることが見込まれ、片建玉の枚数が増加傾向にあると売り方と買い方が旗幟を鮮明にしていると判断することが出来ます。また自己玉や店数の変化からは人気の偏りを見ることができ、売買明細は市場参加の行動(売買)から人気などを判断する要因として利用される傾向があるようです。

海外商品先物市場の内部要因分析

CFTC建て玉明細
海外商品先物市場では毎週銘柄ごとに「CFTC建玉明細」が公表されます。

CFTC建て玉明細

コミットメント・オブ・トレーダーズ(Commitment of Traders)はCFTC(米商品先物取引委員会)が発表する建玉明細のことです。この発表ではカテゴリー別、売り・買い別に、建玉実数、および全体に対する比率が示されているほか、各カテゴリー別のトレーダーの数や大手トレーダーによるポジションの占有率なども示されています。なお、CFTCはNYMEXやCBOTなど米国の主要な取引所での取引(通常取引)終了後に発表を行います。
発表されるカテゴリー(項目)は、大口投機家、大口当業者、小口トレーダーの3種類である。CFTCの定めたリポーティング・レベル(建玉報告基準)に達したトレーダーを大口、それ以外を小口としています。さらに大口は現物を扱う業者(ヘッジャー)である当業者と、それ以外の投機家(スペック)に分けられており、いわゆるファンド筋は概ねこの大口投機家に分類されています。

ページトップへ戻る